うつ病等で休職したような場合、初回の休職では医療機関の外来やリワークプログラムで復職できるケースも多いようですが、休職を繰り返す場合などには、各都道府県にある地域障害者職業センターが実施するリワーク支援を活用することも効果的です。リワーク支援の利用は、在職中の者に限られ、支援開始にあたっては雇用事業主、支援対象者、主治医の三者の同意を必要としています。利用に際しては、精神障害者保健福祉手帳等を取得していることは条件とされていません。リワーク支援の支援期間は3~4か月程度で、復職先の職務及び環境への対応やストレス対応等の適応力の向上に向けた支援が行われています。地域障害者職業センターでは事業主側への支援も充実しているため、休職を繰り返すようなケースで職場側での環境整備が必要な場合には、リワーク支援を活用することが効果的でしょう。