障害者雇用を支援する関係機関や施設は急速に増えてきましたが、それらがバラバラに機能するのではなく、相互に役割分担して地域の障害者雇用を効果的に支えていくには、ネットワークが必要だと言われています。しかしながら、ネットワークを目的とした様々な会議ができてきましたが、言葉だけが先行して具体的な動きに繋がっていない地域が多いようです。
一方、医療の分野に目を向けると、地域の医療機関が連携して取り組むため、関係機関が共有する治療計画として「地域連携クリティカルパス」が普及してきました。障害者の就労支援に関するネットワークづくりを進める上で、この「地域連携クリティカルパス」を参考に「地域連携就労支援パス」の策定について提案してみました。
もっとも、脳卒中や大腿骨頸部骨折等の典型的な経過をたどる傷病と比べ、就労支援の対象となる障害は個別性も高い面もあるため、必ずしも共通には論じられない面もあるでしょう。このため、広く皆様からのご意見をいただくことで、より現場に即した内容にしたいと思います。皆様からのご意見は、以下のアドレスまでお願いいたします。
mediem.net@gmail.com