国の機関の障害者雇用の事例集(令和2年6月)

厚生労働省は「国の機関の障害者雇用の事例集」を取りまとめ、令和2年6月に公開しました。事例集では以下の6つの事例が取り上げられています。このうち事例4は、当ネットワークでも度々紹介してきた遠隔支援のシステムSPISを活用した事例で、全国展開している国の機関における障害者雇用の支援手法として、今後の活用が期待されます。

1.職場実習を経験した知的障害者を採用した事例(経済産業省)

2. 障害者採用枠における2区分同時募集の事例(厚生労働省 都道府県労働局、労働基準監督署、公共職業安定所)

3.ハローワークによる職場適応支援の活用により、入職以降スムーズに職場定着した事例(機関名非公表)

4.外部機関から精神障害者就労支援を受けることにより、本人の適性に合った業務の遂行が可能となった事例(内閣官房)

5.集約型オフィスの設置により、障害者が活躍しやすい職場づくりを行った事例(外務省)

6 .障害のある職員自身が参加したチームでの議論により、職場の課題および改善方策を取りまとめた事例(厚生労働省)

なお、厚生労働省では「地方公共団体障害者雇用好事例集」を令和2年3月に公開していますので、合わせて参考にすると良いでしょう。

 

「国の機関の障害者雇用の事例集」(令和2年6月:厚生労働省)

「地方公共団体障害者雇用好事例集」(令和2年3月:厚生労働省)