日本財団主催の「就労支援フォーラムNIPPONオンライン緊急ミーティング」への登壇(令和2年8月26日)

日本財団の主催で「就労支援フォーラムNIPPONオンライン緊急ミーティング(ひるむな、私たち)」が令和2年8月24日から26日までの3日間開催され、最終日のパネルディスカッション「HOW TO遠隔就労支援〜移行支援から雇用管理まで〜」と「進化論〜変わるもの、変えてはならぬもの〜」に当ネットワーク代表の依田が登壇しました。

第1部のパネルディスカッションでは、精神障害者や発達障害者に活用されているWEB日報システムSPISについて、開発企業の有限会社奥進システム代表取締役の奥脇学さん、一般社団法人SPIS研究所理事長の宇田亮一さんが、オンライン画面上でSPISを実演する形で紹介しました。SPISの本質は、利用者、職場担当者、外部支援者の3者の閉鎖性のある空間の中で、利用者が安心して気持ちを表出でき、外部支援者が見守る中で職場担当者のスキルが高まることで、安定的なナチュラルサポートの形成が図れることにありますが、視聴者からの意見を見ると、その趣旨が視聴者にも伝わったようでした。

(説明スライド)

「ICT活用による定着支援」(依田)

「SPIS簡易説明」(奥脇)

「SPISふたつの事例」(宇田)

「SPISコロナ禍での新機能」(奥脇)

第2部のパネルディスカッションでは、日本財団の竹村利通さんの進行で、NPO法人WEL’S就業・生活支援センターWEL’S TOKYOセンター長の堀江美里さん、大阪精神障害者就労支援ネットワーク統括施設長の金塚たかしさんとともに、意見交換に参加しました。「健康経営」や「働き方改革」に対する関心が高まる中、社員の能力を引き出す会社、社員を大切にする会社が学生にも選ばれるようになってきています。そういう会社かどうかは、障害のある社員の状況に端的に現れるでしょう。その意味では、障害者雇用が「働き方改革」の推進剤になるという視点を、企業と支援機関が共有することが大切であることを、最後に指摘させていただきました。