「健康経営と多様性〜障害の視点で考える職場の多様性〜」の研修での講演(2022年2月16日)

愛媛県四国中央市にある障害者就業・生活支援センタージョブあしすとUMAの主催で、「健康経営と多様性~障害の視点で考える職場の多様性~」についての研修会が2月16日にオンライン方式で開催されました(愛媛県障がい者一般就労移行等促進事業)。

当日は、当ネットワーク代表の依田から「健康経営と多様性〜新たな視点で考える障害者雇用〜」と題した講演を行いました。その後、四国中央市に本社のあるリュウグウ株式会社の森川竑太郎社長から「健康経営と障害者雇用の取り組みについて〜早期発見早期治療、みんなで安心して働ける職場づくり〜」と題した事例発表がありました。

企業での関心が高まっている「健康経営」と「障害者雇用」を関連づけた研修会やセミナーは、これまでほとんど開かれてこなかったように思います。そうした中で、今回の研修会には、地元企業13社から16人の方が参加されました。障害者雇用をテーマにした研修会やセミナーには、企業の参加者も人事課などで障害者雇用を担当している方が多いですが、今回の研修会は「健康経営」と関連づけたこともあり、取締役や部長クラスの方も参加されていました。

森川社長の事例発表では、「安心して生き生きと働ける職場づくり」は健康経営と障害者雇用に共通する要素であること、一つですべての人にマッチする取り組みはほとんどないが、誰も取り残さない組み方を考えたり、トライすることは可能であること」など、企業の皆さんにも参考となる指摘がありました。経営者のこうした認識は、「健康経営」を目指す企業の皆さんにも広く共有いただきたいものです。

(資料)「健康経営と多様性〜新たな視点で考える障害者雇用〜」