国の機関の職員に対する障害者の職場適応支援者養成セミナーin東京 令和4年度第1回(2022年7月11日)

国の機関の職員に対する障害者の職場適応支援者養成セミナーの東京での令和4年度第1回目が、7月11日からAP市ヶ谷(東京都千代田区)で開催されました。セミナーには、国の機関から12名の方が参加されました。令和元年度からスタートしたこのセミナーも4年目を迎えています。この間に中央官庁から多くの国家公務員が受講され、研修の成果を現場に持ち帰っていかれましたが、中央官庁では2〜3年で人事異動があるため、こうした研修は継続して行われる必要があります。今回の受講者には、以前のポストでも障害のある職員が同じ職場にいたという人も多く、中央官庁でも障害者雇用が身近な存在となってきていることが伺えます。そのような状況の中で研修に臨むため、障害者雇用についてもっと知りたいという思いも強く感じます。組織としての障害者雇用の経験が長くなるほどに、受講者の問題意識も明確になってきているので、研修で持ち帰ることができる情報やノウハウも多くなることが期待されます。セミナーは、講義から学ぶこと以外にも、他省庁の皆さんが率直に悩みや工夫を話し合う機会にもなっているようです。こうしたネットワークが研修後にも継続されれば、公務部門の障害者雇用の質も高まるのではないでしょうか。

(講演資料)「公的部門における職場適応支援者の役割①②」