国立がん研究センターでは、平成23年4月に集中配置型の「ビジネスサポートセンター」を設置し、職場実習を経て5人の知的障害者を雇用し、その後、業務の拡大に伴い雇用数は徐々に増え、現時点では28名の障害者を雇用しています。ビジネスサポートセンターで働くスタッフは、郵便仕分け・配達・発送などの事務系の業務を行う「ビジネス班」と、看護師の補助業務等の医療系の業務を行う「メディカル班」に別れ、それぞれの得意な業務に従事しています。病院という職場の戦力としてスタッフが働けていることは、病院職員からの「助かっている」「有難う」という言葉にも現れています。同センターは、他病院からの見学者も多く訪れることから、障害のあるスタッフが実際に行なっている業務例を掲載した資料を作成しています。こうした資料は、他病院で障害者雇用を進める際にも大変参考になるでしょう。
(資料)「国立がん研究センター中央病院における障害者雇用の取組み」