第49話 ケアメイトから見たジョブコーチの存在

福岡市にある博愛会病院では、各職場で働くケアメイト(障害のあるスタッフ)をジョブコーチの仲西さんがサポートしています。ケアメイトの皆さんにとって「ジョブコーチ」とはどういう存在なのか聞いたところ、様々な答えが返ってきました。前回掲載したジョブコーチの視点での意見と合わせて、ジョブコーチとして働く上で何が必要かを考える参考になるので、紹介しておきます、

「一番身近にいて困った時に相談に乗ってくれる存在」

「困っていることについてどうすれば良いかアドバイスしてくれる」

「注意もいい意味でしてくれる」

「具体的に言ってくれるので分かりやすい」

「上司ではなくフランクな感じなので話しやすい」

「担任の先生みたいな感じ」

「難しい度を人に合わせて仕事を振ってくれる」

「自分に合ったスケジュールを組んでくれるので動きやすい」

「職員とは他の業務もあるので少ししか話せないが、ジョブコーチは時間をかけて聞いてくれて、具体的に最後まで話してくれる」

「職員に話が伝わらない時にも、間に入って話を伝えてくれる」

「職員との仲介役、真ん中に立つ人」

「いないといけない存在、いないと気分が落ち込む」

文書でコメントをくれたケアメイトもいました。

「ジョブコーチのいる職場は、その人の苦手な所を理解して改善するため共に考えたりその人に合った仕事を与える。仕事の中では中々相談しづらいことも沢山あるが、ジョブコーチがいれば話を聞いて自分では解決できないことも間に入っていただくことで、問題解決への近道にもなる。簡単にいえば障害をもった人にてきした相談員」

「ジョブコーチが会社に1人いてくれると働きたい人が働きやすくなるので、そういう世の中になってほしい。いろんな場所や職種を選べるようになったらいい」

ケアメイトの皆さんの願いに応えられるようなジョブコーチが増えていくことを期待したいですね。