東京障害者職業センター多摩支所の主催で、医療機関を対象とした雇用管理サポート講習会が7月26日(金)に立川市で開催され、26医療機関から30名が参加されました。講習会では当ネットワークの依田から「病院事例に学ぶ障害者雇用の進め方」について1時間ほど話題提供を行うとともに、東京障害者職業センター多摩支所から「障害者職業センター事業主支援のご案内」について説明し、その後5つのグループに分かれて意見交換が行われました。参加者には大学病院、都立病院、赤十字病院、民間病院のほか、複数の病院やクリニックを経営する法人など様々でしたが、医療という同業種間での共通的な理解があるため、どのグループも活発な意見交換が行われていました。各グループからの発表後の講評では、今回参加されたのは比較的規模が大きい病院が多かったため、一般的な「分散型」の配置に加えて、チームで就労する「集中型」の配置も選択肢として紹介しました。また、院内から切り出す職域について、医療職が行っている業務の中から切り出すことで、医療職からも感謝される「働き方改革に資する障害者雇用」を目指すと良いことを説明しました。
一般的なセミナーでは、多業種の中に医療機関がポツンといるため、なかなか話が伝わらない面もありますが、今回は医療機関が対象なので参加してみたという声も多くありました。多忙な業務の中で研修に参加することに院内の理解を得る上でも、今後は、こうした医療機関を対象とした研修を企画することは効果的でしょう。
(講演資料)