大阪労働局主催の「医療機関向け 障害者雇用の進め方セミナー」が令和7年3月17日に大阪労働局第二庁舎(大阪市中央区)で開催され、会場とオンラインで医療機関の皆さん約200名が参加されました。セミナーでは、最初に当ネットワーク代表の依田から「医療現場における障害者雇用の進め方〜タスクシフトで働き方改革〜」をテーマに70分ほど講演し、その後に医療法人徳洲会 野崎徳洲会病院 総務課課長補佐の碓井哲扶さんから「医療機関いおける障害者雇用の実際」について45分ほど報告がありました。野崎徳洲会病院では、各部門で事務系の業務を中心に38名の障害者を雇用していますが、そのうち精神障害者が26名を占めています。採用面接前に必ず実習を行うことや定期面談の実施など、精神障害者に即した取り組みを実施されています。事例報告後には、事前にあった質問に対して依田から回答させていただきました。
今回のセミナーには、大阪だけでなく関東や九州からも多くの皆さんが参加されていました。医療機関の皆さんがこれほど多数参加されるのは、法定雇用率の引き上げと除外率の引き下げという厳しい状況を控え、どのように対応すれば良いか情報を求めている医療機関が多いことを表していると思います。当ネットワークの活動は、医療機関の皆さんに役立つ情報を発信していくことであり、こうした機会を通じてネットワークの存在を知っていただくことの大切さを感じました。