令和6年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況等

厚生労働省は令和7年6月25日に「令和6年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況等」を発表しました。就職件数は 115,609 件(対前年度 比 4.4%増)で、過去最高となりましたが、障害種別の内訳を見ると、身体障害者は208 件減(0.9%減)、知的障害者は248 件増(1.1%増)、精神障害者は4,920 件増(8.1%増)、その他の障害者(障害者手帳を所持しない発達障害者、難病患者、高次脳機能障害者など)107 件減(2.1%減)となり、精神障害者の増加が際立っています。この結果、就職件数に占める障害種別の割合は、精神障害者が56.7%(前年は54.7%)、身体障害者は19.6%(20.7%)、知的障害者は19.4%(20.0%)、その他の障害者は4.3%(4.6%)となり、精神障害者の割合が一層増加し、精神障害者以外はすべて割合が低下しました。ハローワークを通じた障害者の雇用においては、もはや精神障害者を抜きにしては人材確保が難しい傾向がますます強まっています。

(資料)「令和6年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況等」