千葉県の柏・我孫子圏域を担当エリアとする障害者就業・生活支援センター ビック・ハート柏(千葉県柏市)では、令和8年4月17日に「地域意見交換会」をラコルタ柏で開催し、柏・我孫子圏域の就労移行支援事業所、相談支援事業所、訪問看護ステーション、グループホーム、特別支援学校、企業など40機関から55名が参加しました。意見交換に先立ち、当ネットワーク代表の依田が「障害者就業・生活支援センターの誕生から成長を見つめる」をテーマに60分講演を行いました。講演では、地元にある国立がん研究センター東病院の障害者雇用の取り組みも紹介しました。また、障害者就業・生活支援センターの現状の課題として「登録者数の増大」と「生活支援への対応」を取り上げ、障害者就業・生活支援センターの負担を軽減しつつ課題に対応していくには、雇用する事業所側のスキルを高めるとともに、働く障害者の就業面と生活面を一体的に支える地域の支援ネットワークの構築が必要なことをお話ししました。
講演後は参加者が10グループに分かれ、「障害者雇用の魅力」と「障害者就業・生活支援センターと連携していくために」の2つテーマについて、50分ほど活発な意見交換が行われました。こうした意見交換会は他の地域でも行われているでしょうが、内容が充実した地域で共通しているのは、就労支援機関だけでなく企業や教育機関、生活支援機関の皆さんが多く参加されている点です。柏の地域交流会は、その点でも充実したものであり、これまで障害者就業・生活支援センターが中心となって地域を耕してこられた成果を感じました。地域意見交換会の閉会後に会場を変えて開催された交流会にもたくさんの方が参加され、熱心なやり取りを続けていました。このような取り組みを継続していくことにより、「顔が見えて信頼できる関係」が構築されていくのだと思います。その延長線上に、この地区が「働く障害者の就業面と生活面を一体的に支える地域の支援ネットワーク」のモデル地区へと成長していかれる姿がイメージされました。