社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンターが運営する大阪けいさつ病院(大阪市)は、高度医療を提供する650床の地域の中核病院です。大阪けいさつ病院では、2019年に労働局から指導を受けたことをきっかけに、障害者雇用に取り組み始めました。事務部門から院内各部門に対して障害者雇用の受け入れの相談があった当時、厚労省医薬・安全局から「調剤業務のあり方について」(薬生総発0402第1号平成31年4月2日)が発出されていて、通知の中では薬剤師の行う対人業務を充実させる観点から、調剤機器や情報技術の活用等とともに、薬剤補助者との協働が謳われていたことから、薬剤部では薬剤補助業務において障害のある方が活躍できるのではないかと考えました。その後、薬剤部での障害者雇用は徐々に進んできましたが、2025年1月に新病院がオープンすることになり、薬剤部でも調剤業務にロボットを導入することになりました。このため、障害の有無にかかわらず、薬学生や新人など誰にとっても分かりやすく、働きやすい業務設計を目指して見直しを進めた結果、新病院においては薬剤補助業務で雇用される障害者は更に増えました。現在の薬剤部のスタッフは薬剤師60人と薬剤補助者20人ですが、薬剤補助者20人のうち障害のあるスタッフが15人を占めています。
(参考)大阪けいさつ病院の障害者雇用