鳥取県米子市にある社会福祉法人あしーどの主催で、鳥取県障害者職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修が令和8年度も7月18日から計6日間(講義5日、実習1日)にわたり開催され、訪問型職場適応援助者と企業在籍型職場適応援助者の養成研修を計10名が受講されました。講義は米子コンベンションセンター(鳥取県米子市)を会場に行われましたが、研修4日目に当たる8月1日の午前中に行われた「企業へのアプローチと事業所における調整方法」では、昨年と同様に社会福祉法人WELS TOKYOの堀江美里さんとともに担当し、冒頭でジョブコーチを活用して障害者の雇用を進めようとする事業所側の視点についてお話しました。その後、2グループに分かれてジョブコーチ経験が豊富なファシリテーターの指導の下に、障害者本人、企業担当者、支援機関の役割分担のもとに、ヒアリングやケース会議についてグループワークが行われ、受講者の皆さんも活発に発言されていました。
前日の講義の最後には、鳥取県教育委員会事務局教育総務課人事担当課長補佐の浜辺奈都美さんから「鳥取県教育委員会における障がい者雇用への取り組みについて」の講義もありました。鳥取県教育委員会では、これまで学校版ワークセンターを高校や特別支援学校に設置してきましたが、令和7年度からは事務局版ワークセンターの設置を開始されるなど、取り組みを進化させてきています。今回の研修にも事務局版ワークセンターの運営員(ジョブコーチ)が受講者として参加され、支援スキルの向上に向けて取り組まれています。
職場適応援助者(ジョブコーチ)の養成研修としては、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)が実施しているもののほか、今回のように厚生労働大臣が指定する養成研修も行われています。JEEDの研修については、受講料が無料ということもあり、定員枠を超える募集が続いていますが、公的機関や独立行政法人が運営する病院では利用できない制約もあります。そのような病院でも、厚生労働大臣の指定する研修の方は受講することができます。院内ジョブコーチとして活動するには、企業在籍型職場適応援助者養成研修の受講が推奨されますが、その際にはJEEDの研修とともに、厚生労働大臣の指定する養成研修の活用も選択肢となるでしょう。
(資料)事業所側の視点(依田)
(参考)令和8年度企業在籍型職場適応援助者養成研修(一覧) 【令和8年4月〜10月申込受付分】