虎の門病院の障害者雇用プロジェクでの意見交換

国家公務員共済組合連合会(国共済)は、全国に32病院を運営する公的病院グループですが、その中でも虎の門病院(東京都港区)は許可病床数819床を有する基幹病院です。同院では、雇用義務への対応にとどまらず、障害者雇用を通じて病院業務全体の効率化を進める観点から、障害者雇用に本格的に取り組むこととし、病院内に障害者雇用に関するプロジェクトを発足して、事務部門だけでなく看護、薬剤、検査、栄養など医療部門を含めた幅広いメンバーで検討を進めています。その一環として、8月20日にプロジェクトメンバーとの意見交換を行いました。虎の門病院の規模の大きさに鑑み、院内ジョブコーチを設置した体制について紹介したところ、院内ジョブコーチの業務内容や確保方法などについて活発な質問がありました。

一般的に規模の大きな病院では、既に多くの障害者を採用して各職場に分散配置し、それぞれの職場の上司が指導していますが、一方で、そうした体制の中で生じている問題への対応に限界を感じている病院もあります。法定雇用率の引上げや除外率の引下げにより雇用必要数が増えていく中、これ以上障害者雇用を拡大していくためには、院内ジョブコーチの配置や集約型のオフィスの設置など、新たな発想も必要になってきています。

それとともに、単に雇用数を増やすだけでなく、働く障害者の能力を発揮させて戦力化していくことにより、業務の効率化や働きやすい職場づくりに繋げていく視点も大切になっています。こうした点を含め、虎の門病院の新たな挑戦には期待したいと思います。

(研修資料)「共済病院における障害者雇用の進め方」