新着情報

東京精神科病院協会研修会

講演資料1

講演資料2

関東地方にある国立研究開発法人運営の病院を訪ねたときのことです。医療安全室の看護師長が「医療安全ニュース」の最新号を示しながら、「いつも障害のあるスタッフの皆さんに助けてもらっているので、そのことを書かせてもらいました」と嬉しそうに教えてくれました。A3版のニュースの一番下には、「Special Thanks:このニュースの折り畳みおよびインシデント防止目標ポスターのパウチは、ビジネスサポートセンターの皆様にご協力いただいております」と書かれています。一所懸命に働く障害のあるスタッフに対する感謝の声は、院内のあちこちから聞こえてくるそうです。

平成27年10月20日(火)、さいたま市の浦和コミュニティーセンターで開催される埼玉県(埼玉県障害者雇用サポートセンター)主催「埼玉県高齢・障害者雇用ワークフェア2015」の「障害者雇用サポートセミナー」に当ネットワークから講師として参加し、講演を行いました。参加者約400名中、20病院・1診療所から計29名の医療機関関係者が参加されました。

(講演資料)

障害者雇用を開始したことにより、職場の雰囲気がよくなったという声はあちこちで聞かれます。「おはようございます」「こんにちは」という元気な挨拶、訪問先に入退出する際の「失礼します」「有難うございました」という礼儀正しい振る舞い、ひたむきに働く姿勢は、ともすれば障害のない職員には見られない姿かもしれません。「彼らの姿に見習ってほしい」と言う管理職員もいるくらいです。

身近なところで障害のあるスタッフが働くことにより、いつの間にか他の職員の働く姿勢にも変化が生じ、職員間のコミュニケーションも良くなり、雰囲気の良い職場に変わっていくことが多いようです。

障害のある職員は、障害のためにできる仕事の種類には限界があります。身体障害の場合は、できる仕事のイメージも持ちやすいようですが、知的障害、精神障害、発達障害の場合には、どんな仕事をしてもらえるのか、最初は戸惑うこともあるかと思います。それでも障害の特性を理解し、個人の能力を最大限生かす工夫をすると、驚くほどの能力を発揮し、医療機関にとってなくてはならない存在になっていくことも多いようです。

各個人の特性を踏まえ、最大限の能力を発揮してもらえるようにすることは、障害のあるなしに関わらず人事の基本でしょうが、障害のあるスタッフはもともと能力に制限があるだけに、こうした「人を活かす」ための配慮が不可欠であり、その成果を共に喜び合える点が特徴的だと思います。

障害のあるスタッフに対して、周囲の職員も同様の配慮をしていく中で、一人一人の職員の能力を見出し、それを伸ばし育てていく「人を活かす組織文化」が自然な形で定着していくことは、障害者雇用のもたらす予期せぬ効果とも言えるでしょう。

 

 

10月7日(水)、愛媛県の西予市宇和文化会館で開催された「南予地域就労支援ネットワーク連絡会」主催の勉強会に当ネットワークから講師として参加し、講演を行いました。

(講演資料)

障害者週間「連続セミナー」(主催:内閣府)が12月5日(土)から6日(日)まで、中野セントラルパークサウス コングレスクエア(東京都中野区)にて開催されます。
その一環として、12月5日(土)12時~14時に独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の主催で「精神障害者雇用は今!~精神障害者の職域拡大の可能性について~」と題する公開座談会が開催されます。具体的には、専門的な職種が主となる医療機関において、創意工夫により精神障害者が新たな職務に従事している事例を紹介し、その事例を通じて職務創出のノウハウなどについてのディスカッションを行うものです。

医療機関における雇用事例として、当ネットワークホームページの優良事例で紹介している駒木野病院(東京都八王子市)と埼玉県立循環器・呼吸器病センター(埼玉県熊谷市)が登壇します。当ネットワークからも、代表世話人の依田が参加し、他の病院での雇用事例等についても紹介する予定です。

参加申し込みは、以下の独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構のホームページからお願いします。

http://www.jeed.or.jp/disability/data/works/zadankai.html

 

○認定看護管理者教育課程サードレベルの研修(平成28年1月18日)

(講義資料)

 

○東京精神科病院協会研修会(平成27年12月16日)

(講演資料)

 

○「働く広場」公開座談会(平成27年12月5日)

(講演資料)

 

○埼玉県障害者雇用サポートセミナー(平成27年10月20日)

(講演資料)

 

○南予地域就労支援ネットワーク連絡会(平成27年10月7日)

(講演資料)