気象庁「障害に関する理解の促進・啓発のための研修」での講演

気象庁では障害者活躍推進計画において「庁内職員の障害に関する理解の促進・啓発のため、気象庁独自でも研修や講演会を行う」旨を定めており、本年度も研修会が開催され、「障害のある職員を受け入れることで進化する職場」をテーマにした講演を行いました。

研修会は昨年同様にteamsで行われましたが、気象庁本庁だけでなく、全国の管区気象台や地方気象台からもオンラインで100名以上の職員が参加されたほか、当日受講できない職員は講演録画を視聴できるようにされました。

今年の研修の中では、川崎市から提供いただいた「ようこそ、バリアcaféへ〜二足歩行者ウォーカーの体験〜」の動画と人事院公務員研修所で行われたダイアローグ・イン・ザ・ダークの模様の動画も放映しました。

講演後には、事前に提出された職員からの質問にも回答しました。このうち障害があるという理由で平易な仕事しか与えないことや、障害に関係のない業務まで軽減するのは「差別」ではないのかとの質問に対しては、障害者雇用で求められる「合理的配慮」は個人の能力を発揮するためのものであり、仕事ができないからやらせないのではなく、業務を変えたり、指示の仕方を変えることで能力が発揮され、職場の戦力にすることを目指すものであると説明しました。

気象庁での職員研修も4年目を迎え、障害に対する理解や障害者雇用の意義について、職員の理解も進んできていることを感じます。

(講演資料)

「障害のある職員を受け入れることで進化する職場」

「ようこそ、バリアcaféへ〜二足歩行者ウォーカーの体験〜」