障害者雇用を積極的に進めている病院では、職制上の上司とは別に障害者の雇用支援者を職場に配置している場合があります。院内での呼称は様々ですが、一般的には「ジョブコーチ」と呼ばれることが多いです。
ジョブコーチとして病院で活躍されている皆さんに、ジョブコーチとして働く上で大切にしていることをお聞きしました。そこからは、以下のようなことがジョブコーチの適性として浮かび上がってきます。
○ 急かすのではなく、待つことができること
○ 頭ごなしでなく、相手のことを理解しようとすること
○ 相手に即して分かりやすく説明しようとすること
○ 相手の成長を信じ、職業人としての成長を共に喜べること
○ ちょっとした変化にも関心を持つことができること
○ 独りよがりにならず、他の職員や関係機関の意見を聞いたり、力を借りることができること
ジョブコーチを病院内から登用したり、外部から新たに採用する場合にも、こうした適性を備えた人材を選ぶようにすれば、障害のあるスタッフの雇用も安定することでしょう。