国の機関の職員に対する障害者の職場適応支援者養成セミナーin大阪の令和2年度第2回(令和2年11月25日)

国の機関の職員に対する障害者の職場適応支援者養成セミナーの大阪でのセミナーの令和2年度第2回目が、11月25日から大阪府立ドーンセンター(大阪市)で開催されました。セミナー初日には、当ネットワーク代表の依田から「公的部門における職場適応支援者の役割」について2時間講義を行いました。セミナーには、国の行政機関、司法機関から16名の方が参加されました。受講者とのやり取りの中では、支援機関がついていると定期的な面談を通じて職場では聴けない話も聞いてくれて助かるという意見がありました。一方、支援機関がついていない者では、定着がうまくいかずに出勤しなくなって困っているが、どこに相談すれば良いか分からないという相談もありました。定着がどうしても難しいケースでは、ハローワークに相談して離職に向けた支援をしてもらった報告もありました。障害特性と仕事のマッチングがどうしても難しいケースでは、離職して次の職場につなげる支援もあること、ハローワークでは関係支援機関と連携したチーム支援を行うこともあることなど紹介させていただきました。障害者の配置については、現状では分散配置のところばかりでしたが、今後は集中配置について検討したいという職場もありました。雇用から1年半以上経過する中で、現状を踏まえて軌道修正する必要性を現場で感じているように思われました。