医療-福祉-企業の地域連携シンポジウムでの講演(2022年12月3日)

NPO法人全国精神保健職親会(vfoster)(理事長:中川 均)が主催する「精神・発達障害者を就労につなぐ医療-福祉-企業の地域連携を考えるシンポジウムinふくしま」が郡山商工会議所(福島県郡山市)で開催され、「精神科医療機関と連携した就労支援のネットワークづくり」をテーマに基調講演を行いました。会場には就労支援機関を中心に30名ほどの方が参加するとともに、ハイブリッド方式で福島県外を含め20名ほどの方がオンラインで参加しました。

基調講演では、令和4年診療報酬改定で創設された「療養生活継続支援加算」の活用により、精神科クリニック等の精神科医療機関と就労支援機関との連携が進むことを期待するとともに、関係機関のネットワーク構築を進める具体的な方法として、「地域連携就労支援パス」の作成について提案しました。

基調講演に引き続き、精神科医療機関のあさかホスピタルの系列のNPO法人アイ・キャン施設長の高橋豊さん(作業療法士)から「就労支援の実践から考える医療機関の役割とは〜具体的なプログラムと支援者の視点〜」、福島障害者職業センター主任カウンセラーの舩津正悟さんから「精神・発達障害者の安定就労のためのポイント」、NPO法人いわき市障がい者職親会の石山伯夫さんから「障害者雇用を支える地域の連携〜いわきでの取組〜」について実践報告があり、その後に「就労に結び付いていない精神・発達障害者を地域の労働力として迎え入れるには」をテーマにグループディスカッションが行われました。

(講演資料)「精神科医療機関と連携した就労支援のネットワークづくり」