マッチングスキル等向上研修に企業トレーナーとして参加

東京都福祉局が特定非営利活動法人WEL’Sに委託している「就労支援機関連携スキル向上事業」の「マッチングスキル等向上研修」のプログラムのうち、11月24日と27日に行われた演習に企業トレーナーとして参加しました。この研修では、発達障害のある者が採用面接を受けるのに際し、就労支援機関が利用者と企業からアセスメントを行い、企業にどのように説明するかをロールプレイで試します。演習は4〜5人のグループに分かれ、それぞれに福祉トレーナーと企業トレーナーが配置され、福祉トレーナーは自己理解の乏しい発達障害のある利用者役、企業トレーナーは障害者雇用経験の少ない企業の人事担当者役を演じます。採用面接のロールプレイでは、企業側が何を求めているかのニーズを踏まえ、利用者の強みや合理的配慮の説明、職域提案を行い、それに対してトレーナーからフィードバックを行うことで、マッチングスキルの向上を目指します。受講者の中には企業の人事担当者と話す機会の少なかった者も多く、企業側の視点は新鮮に感じられたようです。企業としても、支援機関に企業の視点を知ってもらうことは大変意味があると考えているので、こうした研修が全国に広がることを期待しています。