国機関職員に対する障害者職場適応支援者養成研修・令和3年度大阪会場第1回(令和3年7月19日)

国の機関の職員に対する障害者の職場適応支援者養成セミナーの大阪での令和3年度第1回目が、7月19日から大阪私学会館とドーンセンター(大阪市)で開催されました。セミナー初日には、当ネットワーク代表の依田から「公的部門における職場適応支援者の役割」について2コマの講義を行いました。セミナーには、国の機関から16名の方が参加されました。今回の講義は、都合により東京からZOOMを使って行いました。事前に受講生から提出されていた講師への質問事項や開講式での各自の自己紹介からは、受講生それぞれが抱えている課題を知ることができました。公務部門での雇用率不適切算定が問題化してから丸3年近くとなり、国機関の職場でも障害者雇用の経験が蓄積されてきましたが、経験が増えるほどに現実的な課題が見えてきたり、新たに障害者雇用を始めたり新たな種別の障害者を雇用する職場もあることに加え、民間に比べ短期間で担当者が異動するなどの事情もあって、受講者の側も様々なニーズを抱えていることが分かります。受講者からの質問については、講義の中でできるだけ答えるようにするとともに、最後に15分程度、いくつかの質問に個別にお答えしました。講義時間内に取り上げられなかったものを含め、質問に対する回答を改めて整理した上で「公務部門の障害者雇用情報サイト」の「公務部門の障害者雇用Q&A」に追記することにしました(現在作成中)。

 

(講演資料)

公的部門における職場適応支援者の役割①〜働き方改革に資する障害者雇用の進め方〜」

公的部門における職場適応支援者の役割②〜公務部門での障害者雇用事例に学ぶ〜」