私は、平成9年から平成11年にかけて厚生労働省の障害者雇用対策課調査官として、障害者の雇用と福祉の連携に係る取り組みに従事しました。この時に予算化した事業は、障害者就業・生活支援センター、トライアル雇用、ジョブコーチ事業など、現在の障害者雇用施策へとつながっています。また、平成15年から2年間、内閣府障害者施策担当参事官として各省庁間の障害者施策の調整のほか、障害者権利条約の交渉等に従事しました。その後、介護行政を担当する老健局総務課長等を経て、平成22年から2年間、国立がん研究センターにおいて、経営側の立場で障害者雇用に取り組み、医療機関の障害者雇用のモデルを作る機会を得ました。
旧社会保険病院等を運営する地域医療機能推進機構(JCHO)での勤務を最後に、平成27年3月末に厚生労働省を退職したのを機会に、先駆的な障害者雇用を進める医療機関や雇用支援機関の有志の皆さんとともに「医療機関の障害者雇用ネットワーク」を設立し、「病院職員に歓迎される障害者雇用」の普及を目指して取り組んでいます。現在は、被保険者数42万人を有する国民健康保険組合に所属し、都内で300床規模の急性期病院の運営も行っています。
これまでの経歴の中で、障害者雇用を進める行政側と事業主である医療機関側の両方の立場を経験したことから、医療機関で障害者雇用を進める上で役立つ情報を発信していくことが自分の使命だと考えています。ホームページも手作りのため、不十分なところが多々ありますが、ネットワークに参加いただいた皆さんのご協力を得て、より充実した情報発信をしていきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。